クラス会議が本当の意味で問題を解決する理由

クラス会議

今日はコーチングの観点からクラス会議が機能する理由を述べたい

レセプターと言う言葉をご存知だろうか。

受容体と訳されるものであるが、例えば花粉に対するレセプターがあると花粉症を発症する。

つまりキャッチボールでいうところのグローブに当たるものである。背中を向いてる人にボールを投げても受け取れないように、きちんとこちらを向いてボールを取る意思がある人に投げないといけないという話である。

つまり、聞く耳を持っていない人にいくらアドバイスをしても無駄なように、まずはこちらを向いてもらう。しっかりと話を聞こうというマインドになってもらうことが問題解決の第一歩である。

いくら大きな声で「話を聞け!!」と怒鳴った所で、心がこちらを向いていなければまるで意味がない。この人の話に聞く価値があると思った場合にだけ、アドバイスが有効になるのである。

クラス会議は非常に有効にそのシステムが出来上がっている。

①議題を出す 

この時点で、議題提案者はみんなに意見を求めている。つまり、相談したいからみんな答えを教えてよ!となっている。

②アドバイスが上からではなく横並びである

先生や親からのアドバイスは受け入れにく時もある。親から言われることに対し、説教じみていたり、耳にタコができていたりしてそもそも聞く気がない子共の姿を、わが家では毎分観測している。つまり、言われることに慣れていたり、怒られている、嫌なものである、聞かなくてもいいものであるとの認識を持っているのである。

一方クラスメイトからのアドバイスは、自分と同じ立場であったり、悩みを共有出来たりと、上からではなく横からのアドバイスになっているのである。

つまり、「わかるー」という感覚がもてるのである。

それ以外にも、憧れのあの子がアドバイスをしてくれたり、大好きな男の子からアドバイスとなればいやがおうにも、信じざるを得ない。

③みんなが一生懸命考えてくれる

自分の悩みに対し、みんながあーだこーだと考えてくれる。

それが正しいかどうかよりも、その姿にまず心を打たれる。だって自分の悩みを聞いてくれるだけでなく、解決策を真剣に考えてくれるのだから。

たまに的外れな解決策も出てくる。しかし、的外れかどうかはこの場合あまり関係がない。一生懸命考えてくれているということがポイントなのである。

自分の彼女が自分のために一生懸命料理を初めてしてくれる。その事実が嬉しくて、愛おしくて味は度外視で喜べる。そんな感覚に陥るのである。

この辺の感覚は実際にやってみないと、体感できない。が、体感すると一発でわかる。大人でも充分に感動できる。ということは子どもはその何倍も感動するのである。

その感動こそが、レセプターを最大限に開かせるポイントである。

つまり、いくら開け!と叫んでも開くことは出来ないレセプターを、みんなが一生懸命に自分のために時間と頭を使って解決に導こうとしている。その姿を見ることで一発で開くことができるのだ。

この姿を見ることで、次は自分も議題を出してみよう!と思うことができる。そしてクラス会議が成熟してくると、議題が止まらない状態になるのである。

レセプターを無理やり開くのではなく、システムそのものが持つ力によって自然と開く状態にしていく。

ここが解決に導く最大のポイントである。